ビジネス書

読み手を思うがままにする「人を操る禁断の文章術」とは

「文章は読むためではない。行動させる為に書く」

そんな風に言われたら驚きますよね。

そもそも行動させる為に書く文章ってどうやって書くの?って思いますよね。

僕もこの本を読むまでは思ってました。

そこでこの記事では、そんな読まれる為の文章ではなく、行動してもらえる文章
年間100冊読書をしているやまだ(@Ryotayamada1)が、メンタリストDaiGoさんの著書「人を操る禁断の文章術」から実践的内容を紹介していきたいと思います。

これを使えば、文章を使って、稼いだり、多くの人に読んでもらえる文章術が学べますので
ぜひ一読を!

こんな方におすすめ

・ブログで稼ぎたい人
・ライティングを学びたい人
・文章を使って行動をさせたい人

人を操る禁断の文章術 [ メンタリストDaiGo ]

価格:1,540円
(2020/9/28 12:05時点)
感想(27件)

 文章を書く上で大事な3つの原則

あれこれ書かない

まずは、文章を書く上で大事な3つの原則について話していきたいと思います。

一つ目はあれこれ書かないことです。読み手は情報が少ないと足りない部分を想像します。だから文章の中に込めるメッセージは一つに絞ることが大切になってきます。

そうすることで、読み手にとって都合の良い情報を想像してもらうことができます。それが行動させる為の良い文章ということです。

綺麗に書かない

次に綺麗に書かないことです。どんなに幼稚な表現でも洗練されていなくても良いから、その文章を読んだ時に、書き手の思いや背景が見えることが大切になってきます。

なぜなら、人は「論理」ではなく「感情」で動く生き物だからだとDaiGoさんは言っています。

人は感情によって行動し、それをあとから正当化しようとします。その心理を利用する為には相手の心に刺さるような文章でなくてはいけません。それは綺麗な文章ではなく、書き手の感情が伝わるような文章でなくてはいけないということです。

自分で書かない

最後は自分で書かないことです。「書くべきことは相手の頭の中にある」とDaiGoさんは言っています。多くの人は自分が書きたいことを書いてしまい読み手を置き去りにしてしまっています。

読み手は書き手が期待するほど読んでくれません。読み手にとって、これは読むメリットがあると思わないとさらっと読む程度で行動させるというのは難しくなってきます。

だからこそ、読み手の心を読むということが大事になってきます。どんな人がこの文章を読むのか、リサーチした上で文章を書いていきましょう。

本書ではそれをマインドリーディングと言っています。それについては、次で詳しく書きたいと思います。

3つの原則

・あれこれ書かない
・綺麗に書かない
・自分で書かない

心を撃ち抜くテーマがわかるマインドリーディング

行動させる為の文章とは

人は自分の欲求に関連している文章は読んでしまいます。なので、ターゲットとなる人が反応するようなワードを詰め込むことが大切です。事前にその人たちにリサーチをしたり、悩みを聞いておいてもいいと思います。

読む

反応する

想像する

行動を起こす

この流れが人を行動させる文章の流れだということです。

では、ここからはマインドリーディングをする時に使う人の心を動かすトリガーを3つ紹介していきたいと思います。

人の心を動かすトリガー

ホンネとタテマエ

人は理想(こうありたい)と思う自分と現実(こうあるべき)という間で揺れ動く生き物です。そこをまず認めてあげること。共感することで、信頼を獲得し文章を読み進めてくれます。

例えば、20代後半の女性が結婚と仕事に対して悩みを持っていたとします。そうしたら

「結婚して女性との幸せを手にしたい気持ちもわかります。でも、社会につながりを保つ為にも働き続けたいという気持ちもとても理解できます。」

ちょっと適当に作った例文なのであれですが、要するに理想と現実を理解し認めてあげることが大事になってくるということです。

人の悩みはHARMで考える

最初の方でも書きましたが、行動してもらう文章にはどんな人に読んでもらいたいかを意識することです。そんな時に意識するのがHARMです。

HARMとは、人が抱える悩みの頭文字をとったものです。

・H→Health
 健康に関すること。
・A→Ambition
 夢や野望。将来に関すること。
・R→Relation
 人間関係に関すること。
・M→Money
 お金に関すること。

年齢によって当てはまる悩みは変わってくると思います。

10代だったら、受験といった将来のこと、20代、30代前半だったら職場の人間関係や転職といった将来のことや副業といったお金のこと。年代別で考えていくと、自分の行動をさせたい人たちに向けて文章を書いていけます。

ソンとトク

人は損をしたくないと思う生き物です。そりぁ誰だってそうです。僕もできれば損はしたくありません。だからこうしてサーバー代を稼げるようになる為にブログを書いています。

損したくないと思う部分と、得をする部分の両方を提示してあげることで人の心は動きます。

ブログを例にすると

ブログを始めるのはサーバー代やドメイン代が少しかかります。立ち上げるのもやや面倒です。でも、ブログで稼げるようになればどこでも働けます。インターネットの知識もついてこれからの時代に必要なスキルが身につきます。

こんな感じ。即興で考えた割にはマシな方かな。文章を書くときは、ソンとトクの両方を提示することを意識してみてください。

マインドリーディングのテクニック

・ホンネとタテマエ
・HARMを意識
・ソンとトク

この3つを意識して相手の心を撃ち抜くテーマを見つけてくださいね!

文章で人を動かす3つのテクニック

ここまでのポイントをざっとまとめたいと思います。

・文章を書く上で大切な3つの原則を守って文章を書く
・マインドリーディングを使って読み手の心理を読み解きテーマを決める

ここまでくれば、あとはここから紹介する3つのテクニックに当てはめて文章を構成するだけ。いわばテンプレのようなものです。それを紹介していきたいと思います。

話しかけるように書く

なぜ話しかけるように書くことがいいかというと、その方が内容を覚えやすいからです。

ポイントは、

  • 自分がこう言ったら相手はこう返してくるだろうなというのを
  • 想像しながら書くこと
  • 読み手の疑問も取り込める

相手との会話も含めて話しかけるように書くということです。そうすることで、読み手の疑問や反応まで取り込んで書いていけるからです。

このテクニックは慣れるまでちょっと難しそうですが、慣れると楽しくなってきそうなので僕もやっていきたいなと思います。

上げて、下げて、また上げる

文章の最初は、ポジティブに書き出します。そして、途中で失敗や不安になるようなネガティブな情報を入れていきます。締めくくりにそのネガティブな情報をひっくり返すようなポジティブな情報や説明を入れます。

良い映画や面白い映画も実はこれが使われていたりします。たしかにずっと特に何も起きない映画なんてつまらないですよね。2時間が地獄です。

文章も一緒で、波を作って上げることで相手を行動させられるような文章が書けるとDaiGoさんは言っています。

追伸をつける

人間は達成した課題よりも、達成されなかったことや中断されていることをよく覚えているという記憶の仕組みをしているということを証明した心理実験があります。

簡単にいうと、要するに、途中でおわっちゃったものは気になってしまうことです。

海外ドラマはこの手法をよく使いますよね。(例えがエンタメばっかですみません)

海外ドラマはシリーズものなので、そのシーズンの最終回はほぼ確実に次のシーズンにつなげる為に、仲間が死にそうになったりして終わることがあります。

やっぱり文章も一緒で、読み手に気になってもらうためにも、完結しないというのは大事なんですね。それが追伸の役割ということです。

そして、追伸を書く時には2つのポイントがあります。

・追伸の前で文章を終了させておくこと
・追伸の短文の中にクライマックスをつくること

追伸の印象を強くする為にも本文はしっかりと終わらせて、追伸で相手に行動してもらいたいことを書く、というのがテンプレとして良いのではないでしょうか。

文章で人を動かす3つのテクニック

・話しかけるように書く
・上げて、下げて、また上げる
・追伸をつける

まとめ

以上が「人を操る禁断の文章術」の内容をまとめたものでした。

ポイント覚えていますか?

▼3つの原則を意識して書く
・あれこれ書かない
・綺麗に書かない
・自分で書かない

▼マインドリーディングで相手の心理を読み解きテーマを決める
・ホンネとタテマエ
・HARM
・ソンとトク

▼文章のテンプレで心を撃ち抜く
・話しかけるように書く
・上げて、下げて、また上げる
・追伸をつける

紹介していないテクニックもまだあって、どれもすぐに実践できて効果の高そうなものばかりなので気になった方はぜひ読んでみてください。

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