今日は先日読んだ著書「ニートの生き方」の書評をしていきたいと思います!
あなたは働いていく中でこんなことを思ったことはありませんか?
こう思ったことはありませんか?僕はめちゃくちゃ思っていましたw
でも、本書を読んでこんな自分でも良いんだと少し肩の力が抜けました。
本書を読むと、そんな社会のルールにうまく適応できなくても、いろんな生き方を知ることで、少しでも楽に生きていける方法を知ることができます。
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著者phaさんのプロフィール
著者:pha(ファ)さん
1978年生まれ。京大に入学するも、働かない理由作りに大学を6年かけて卒業。
社内ニート的なサラリーマンを3年くらいしたあと、インターネットとの出会いにより「インターネットさえあれば生きていけるのではないか」と考え脱サラ。
その後は定職につかず、ブログやプログラミング、せどりで収入を得る。
シェアハウス「ギークハウスプロジェクト」の発起人。口癖が「だるい」
働きたくなくて大学に2年いたというのがとても共感してしまいましたw
僕も、働きたくなくて大学卒業後は親のスネをかじる生活をしていたことがありました。
やっぱりそういう人は一定数いるんですよね。なんか安心した。
・ネットを利用して暮らす生き方
・ニートや労働に対する考え方
・ニート生活を通して見えてくること
これらを知ることができます。
あなたもこの本を読んで、労働やニートに対して考える時間を作ってみませんか?
ではここからは、本の概要について書いていきたいと思います。
ネットで得られる大切な3つ
最低限のお金
本書ではネットを通して得られる3つのものとして、「最低限のお金」「暇つぶしにやること」「ゆるいつながり」の3つだと書いています。
まずここでは最低限のお金について説明していきます。基本的には、ネットを通して稼ぐという考え方です。
- ブログやアフィリエイトからの広告収入
- せどり(本をブックオフで安く仕入れて Amazonで高く売る)
- 単発のバイトや近所の人のお手伝い
基本的にはこの3つで収入を得ているようです。いろんな方法で小銭稼ぎはしているけど、シェアハウスに住んで住居費を抑えたりしている為たくさん働こうとはしていないとのことです。
この辺に関しては、現代ではいろんな手段がありますよね。YouTube、動画編集、webライティングなど、スキルを学ぶ必要があるものもありますが、ニートは時間に余裕があるというのが強みなので、ぜひ自分に合ったものを見つけて最低限のお金の生み出し方を探してみてはいかがでしょうか。
暇つぶしにやること
ニートはいかに時間を潰すかで明暗が分かれます。本書でもニートとしての才能として暇を潰すこと、と書いています。本書では、暇を潰す方法として何かをつくってみることをオススメしています。
ネットを使ったものでいえば、ブログで自分の好きなことを発信したり、プログラミングを覚えてサイトを作って遊んでみたり
ネット以外だと、楽器を演奏してみたり、絵を描いてみたり、安いゲームを見つけてきてプレイするといったような比較的お金のかからない遊びを見つけることで暇を潰して生活しているそうです。
現代には、無料で遊べるコンテンツは山のようにあります。ここから自分が楽しく遊べるものでニート生活を満喫しましょう。
ゆるいつながり
本書ではネットで得られるものとして一番大切なのがゆるいつながりと言っています。
そしてゆるいつながりが大切な理由を二つ書いています。一つは、ネットで得られる残りの二つが得られること。もう一つは死ににくくなること。順に説明していきます。
ネットでも人とのつながりを大事にする
phaさんはこのように書いています。
人とのつながりがあれば、「暇つぶしにやること」も「最低限のお金」は
自然についてくるものだからだ
つまり、ネットのソーシャル化(日常で普段やっていることがネット上でもできる)ようになったことでコミュニケーションのコストが下がり、ネットさえあれば誰とでも、いろんな人とやりとりができます。
リアルと同じようにネットでも自分の周りの人とのつながりを大事にすることが大切で、そうすることで最低限のお金も、暇つぶしも手に入れられるということですね。
集まっていると死ににくくなる
これはphaさんが渋谷にあるゲストハウスの運営者の方に言われたようです。
確かに人は孤独になると、死亡リスクが上がるという科学的見解もあります。孤独というのは死に近づけてしまうものなのだと思います。
弱いものほど仲間を作ることの重要性に気づいた出来事だったそうです。
とはいえリアルなコミュニケーションを取るのが苦手だと言う人もいると思います。
僕もどちらかと言うと苦手です。
そんな僕のようなリアルでコミュニケーションを取るのが苦手な人の場合は
ネット上で自分と共通な趣味の仲間を見つけたり、SNSを始めたり
最近だとオンラインサロンなどもあるので、そこでコミュニケーションを取るのもいいのではないでしょうか。
まとめ:ニートを通して考える生き方
いかがでしたでしょうか。本書はネットの普及により、リアルで自然とやっていたことが
ネットでもできるようになり、それをうまく活用しながらみんなで生きていこうというのが
一番伝えたかった部分なのではないのでしょうか。
ではこの本を読んで僕らはどんな行動をしていけば良いと思いますか?
僕の答えとしては、自分の価値観や生き方を考えるきっかけになると良いなと思っています。
phaさんにとってはネットで得られる3つは人が幸せに生きていくために取る手段であるということです。
この本で書かれているそのような考え方や生き方こそ本書の中で僕が最も共感を得たところです。共感ポイントをガンガン紹介したいと思います。
人間、やっぱりある程度、自分で責任を持って何かに向けて努力したり、自分の人生なんとか変えようと計画を立てたり、そういう前向きな未来に対する何かがないとしんどいんじゃないか、と自分の経験を振り返ったり、周りのニートを見ていて感じる。(中略)
先にある楽しみなことに目を向けて自分で何かを行動するというのを持っている人はニートでも楽しく生活を過ごせているように思う。
この部分は読みながら首がもげるくらい頷いていました。すごく共感しました。
人間は何かしら意味を持って生たいと思う生き物です。そうした時に考えるのがやっぱり目標なのではないでしょうか。
僕も人に「向上心を持て」とはいえないけど、いい未来に向かっている前進感というのは
ニートをやるにしても、これからの時代を生ていく上ではとても大切なことだと思います。
特にやることがなく時間も体力も気力も余っていて余裕があれば、大抵の人間は自然に何かをしたくなってくる。だから人間は無限に怠惰ではいられない。そういった、自分の中から湧いてくる自然な行動こそ本来人間がするべき(中略)
働くことの真髄ではないかと思います。ここはうなずきすぎてたぶん首がもげていました。
ニートになる理由として一番大事にしたい考え方です。
「このままこの会社で働いていていいのか」「自分はなんでこんな働いているのか」
こんなことを一度は考えたことがあると思います。
そう考えたことがあるなら、一旦働くことを休止してみるのもいいと思います。
そんな時にやりたいと思えることが自分が今やりたいことで、人間にとってそういうものを
大切にして生きていくのが大事だとこの一文を読んで思いました。
だから、ニートになることは、働くことや生きること、幸せになることを考えるための
一つの手段です。それをこの本から学ぶことができました。
働くことや生きていくことをちょっと考え直したいと思っていたら是非この本を手にしてみてはいかがでしょうか。
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