こんにちは、やまログ!を運営している山田です。
今日は昨日のブログに続き、やりたいことについて書いていきたいと思います。
昨日のブログでは、好きなことを仕事にしない方がいいいよーみたいなことを書きました。
そのなかで出てきたのが、元々好きではなかったけど、やっているうちに好きになっていくことがあるという一つの結論が出ました。
では、どうすればやっているうちに好きになっていくのかということを書いていきたいと思います。
ずばりやっていくうちに好きになるには、『フロー体験』をするということが大きなカギとなる訳なんですね。
フロー体験とは?
誰でもフロー体験はしたことがある
フローとは、心理学者のミハイ・チクセントミハイが提唱した概念で、ある物事に取り組んでいるときに、完全にその事にのめり込み、集中している状態のことを指します。
このように聞くと、フロー体験は特別な概念ではないかと思う方がいるかもしれませんが
みなさんも、もちろんなったことがあります。
例えば
- 好きな映画を観ていたらあっという間に2時間経っていた
- 友達とカラオケをしていたらすぐに1、2時間が経っていた
- 買ってもらったゲームをやっていて気づいたら朝になっていた
など思い当たることがあると思います。
人は好きなことや得意な事に打ち込んでいると時間を短く感じます。これがフローです。
そしてこのフローには9つの条件があります。その基準に達しているものが好きなことであり、得意なことという事になります。
つまり、取り組んでいくうちにフローになりこのフロー体験をしたものが情熱を注げる仕事ややりたい事になるのです。
なので皆さんには、そのフロー体験に入ってもらい、自分が本当にやりたいことを見つけて欲しいので、今から、そのフロー体験をする9つの条件を書いていきたいと思います。
・好きなことは仕事にしない
・重要なのはフロー体験
・フロー体験を通して好きになっていく
フロー体験の9つの条件
1 明確な目的
何のためにそれをやっているのかという明確な目的があり、かつその目的を実現するための手段やそれをやるとどうなるかという予想もある程度ついていること。
あなたの仕事の目的やその取り組もうとしていることには明確な目的がありますか?
そしてその取り組もうとしていることのスケジュールや納期などが自分でコントロールできているというのが非常に重要になってきます。
2 集中
たくさんの物事の中からそのことを選択し、時間やお金などを集中してもいいと思えるかが重要になってきます。
3 自意識の低下
我を忘れて没頭している状態のことです。
4 時間の歪み
そのことをしているときは、時間が短く感じられる、時間感覚が短縮、圧縮されている感じがするかどうかです。
5 レスポンスの速さ
自分が行っている課題をクリアすると、すぐに効果を実感できることです。仕事なのでこれを感じるには、スモールゴール(小さな目標)を立ててそれをクリアしていくと実感しやすいのではないでしょうか。
6 適切な難易度
人というのは、わがままで取り組んでいる物事に対して難しすぎるとやる気をなくし、簡単すぎると退屈になってしまいます。
フロー体験とは、難しず、易しすぎずといった取り組みでないといけないということです。
適切な難易度は「既知のものが半分、未知のものが半分という状態の時に人は最も高い学習効果を上げる」という心理学の研究があります。
例えるなら、本業では普段どおり仕事をこなし、複業で自分が挑戦するような物事をするといった感じでしょうか。
7 自分で状況をコントロールしている感覚
これは、自分が行っている物事を正確に把握し裁量権を持って取り組めるかということです。
8 活動自体に価値を見出すことができる
これは、活動を通して得られる報酬(お金とか)が目当てでなく、活動自体に価値を感じて取り組んでいるかということです。
9 他者に妨害されない環境
電話が鳴る、誰かに話しかけられるなど邪魔されない環境を作りましょう。
最後の9に関しては、プラスアルファという感じです。
フロー体験を通して好きや得意を見つける
以上の9つの条件は全部揃わなくてはいけないということではないです。
なるべく多くフローの条件が満たされることは大切ですが
一番大事なのは、フローを積み重ねていくことで「好き」になり、
好きから自分の得意なことがわかり、やがて自分にとってやりたいことが見つかっていくプロセスこそが大事なのです。
フロー体験はあなたのやりたいことが眠っているタネのようなものなのです。
自分だけのフローを見つけあなたのやりたいことと出会ってください。
参考文献『『好き』を『お金』に変える心理学』2019 メンタリストDaiGo
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