今日はそんな疑問に答えていきます。
ぼくはいまオンライン英会話で3ヶ月英語を学習しています。
ぼくのように社会人になってから英語学習を始めようと思ったとき
みたいな情報に触れることがたくさんありまんか?
最初の頃はそのような情報があまりに多く混乱していたときがありました。
そんな時ひとつの参考となったのが第二言語習得論の知識です。
「なんかむずかしそう」と思った方、まだ逃げないでください笑
なるべくわかりやすく説明しますので
英語学習を効率的に進めたいと思っている方やこれから英語学習を始めようと思っている方には
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ではいきましょう!
これから英語学習をしようと思っている方
英語学習を何から始めていいかわからない方
第二言語習得論とは
第二言語習得論とは、母国語に近いくらい英語を話せる人はどんな勉強をしているのか
また、大人になったぼくたちがどういう勉強の仕方をすればネイティブ並みに近づけるのか
という研究をしている人たちがいます。
その研究や研究内容を第二言語習得論といいます。
つまり、ぼくのように社会人になってから英語を勉強し始めた人にとっては
この第二言語習得論を参考にして学んでいくのが効率的で近道なわけです。
そして第二言語を習得するには2つのスキルを高める必要があると言われています。
それは
- レセプティブスキル
- プロダクティブスキル
この2つに分けて学んでいくといいと言われています。順番に説明していきます。
英語学習にはまずこの2つのスキルを高めることが大切
レセプティブスキル
レセプティブスキルとは、受け取る能力のことです。
受け取る能力というのは
- リスニング
- リーディング
のことです。
プロダクティブスキル
プロダクティブスキルとは、発する能力のことです。
発する能力というのは
- ライティング
- スピーキング
のことです。
まずは「読む聞く」を、つぎに「書く話す」を伸ばしていく
第二言語習得論では、まずはレセプティブスキルとして
- リーディング
- スピーキング
- これらをセットで伸ばす
そのあとにプロダクトスキルとして
- スピーキング
- ライティング
- これらを高めていくこと
が大切だといわれています。
なぜかというと、母国語ではなく第二言語習得の場合は
それぞれのスキルは脳の同じ場所を使って処理をしているということがわかっているみたいです。
なので
- 「読む聞く」を最初に学んである程度伸ばす
- そのあとに「書く話す」を学んでいく
この順序が、習得に対しては最も近道です。
ここからはそれぞれの「読む」「聞く」「書く」「話す」をどのように伸ばしていくのか
その具体的なテクニックを書いていきます。
2つのスキルを高めるための4つの方法
サイトトランズレーションをつかって「読む」練習
英文を読むときはサイトトランズレーションといういわゆる「かたまり読み」が重要だと言われています。
これができると、文章を区切り、かたまりごとに意味を覚えていく読み方が出来るようになります。
【例文】
I used to hate cats./But now,/I love them /Since I had a cat /at my home.
このように/を入れてかたまりごとに分けます。
かたまりごとに分けたら、そのかたまりを前から訳すのではなく、かたまりごと訳していくというのが重要です。
ぼくもまだまだ練習中ですが、これができると、スラスラと英語を訳せるようになります。
【サイトトランズレーションのメリット】
- 英語を読むとき見たことある表現ばかり目にするようになるから早く訳せる
- ネイティブがどこでブレスしているかがわかる
動画や音声を使って英語を「聞く」練習
聞く練習にも読む練習にもぼくがよく使っているのがYouTubeです。
やってる人も多いと思いますが、YouTubeは英語学習の教材としてはなかなか優秀だと思っています。
その理由は字幕機能です。
ぼくはいつもオールイングリッシュのYouTubeを観ながら字幕をオンにしてリスニングをしています。
どうしても文の意味がわからないときはその文をGoogle先生の検索窓につっこみます笑
字幕を使えば、読む練習も同時に行えるのがとても便利です。
文をディクテーションして「書く」練習
書く練習で有効なのがディクテーションというテクニックです。
ディクテーションとは、聞こえてきた英語をそのまま書き写すという練習です。
ディクテーションにはメリットがたくさんあります。
【ディクテーションのメリット】
- 英文を書く練習ができる
- 自分の聞き取れていないところがわかる
- シャドーイングすべきところがわかる
シャドーイング、または音読をして「話す」練習
話す練習で効果的と言われているのがシャドーイングです。
シャドーイングとは、流れてくる音声の少しあとに続いて英語をそっくりそのまま話す練習です。
ただ、注意点があります。
シャドーイングは基本的には字幕を見ないでやるので、英語学習に慣れている中級者に向いていると言われています。
と思うなら、その内容を音読することがおすすめです。
ぼくもシャドーイングはそんなに得意ではありません。観ている内容によっては字幕を観ながら音読をしています。
これをやってからオンラインレッスンをやっていてもけっこう聞き取れるようになってきたので音読はおすすめです。
まとめ:第二言語習得論を使って効率よく学習しよう
ここまで書いたことをまとめます。
- まずレセプティブスキルを高めて「読む力」と「聞く力」を高める
- つぎにプロダクティブスキルを高めて「書く力」と「話す力」を高める
この2つを高めるには
・「読む力」→サイトトランズレーション・字幕をよむ
・「聞く力」→動画や音声をつかう
↓このふたつがある程度伸びてきたら↓
・「書く力」→ディクテーション
・「話す力」→シャドーイング・音読
この流れをバランスよく、自分の現在の能力、レベルに合わせて英語学習をしていくのが
もっとも有効かつ効率的な勉強法です。
これで僕たちは
「シャドーイングをしよう!」「オンライン英会話を使おう」
といった英語学習を進めるうえでよく耳にするいろんな情報に混乱することなく
進んでいくことができます。
「英語を習得したい」「他の言語を習得したい」
という意味では最後に提示した方法がぼくら人間にとっては最適解ということです。
ぜひ試してみてください。ぼくもやっていきます。
今日の内容が皆さんの英語学習の役に立てれば幸いです。
ではまた!
参考文献
動画『科学が証明した言語学習、第二言語習得論』https://daigovideolab.jp/play/1475833257
ブログ『科学が証明した言語学習、第二言語習得論』
https://daigoblog.jp/secondlanguageacquisition/